みなさまはエンディングノートをご存知でしょうか?
相続の時、家族が入院した時、また日常生活の中でもとても役に立つノートがあります。
同様の物が他社からもいくつか発売されているのですが、今回はコクヨから出ている「もしもの時に役立つノート」をご紹介します。
以下の様な項目があり、備忘録的な役割にもなります。
■自分のこと
自分の基本的な情報を記入します。
■資産
預貯金、自動引落し、有価証券などの金融資産、不動産、その他の資産、借入金・ローン、クレジットカード・電子マネー、保険、年金など記入します。
■気になること
携帯電話、パソコンについて、WEBサイトのIDについて、宝物・コレクションについて、ペットについて、生活についてを記入します。
■家族・親族
家族一覧、親族一覧、親族表、命日/親族について、冠婚葬祭についてを記入します。
■友人・知人
友人・知人一覧、その他の連絡先一覧(連絡して欲しい人をチェック)を記入します。
■医療・介護
健康管理について、告知・延命処置について、介護についてを記入します。
■葬儀・お墓
葬儀について、お墓について、葬儀について、お墓についてなどを記入します。
■その他
写真と各種データについて、大切な人へのメッセージ、メモになどを記入します。
>
ざっと内容を書き出してみましたが、いかがでしょうか。
これだけのことが1冊にまとまっているとイザという時便利ですね。
ノートの最後にポケットがあり、CD-ROMや写真などを入れることができます。
ここにご自身のメッセージやお気に入りの写真を残しておくこともできます。
遺言書には書けない日常の細々したことも残しておけます。
想像以上に自分しか知らないこと、自分にしかわからないことは多いものです。
一度話しておいたくらいでは覚えてないことも多いでしょう。
できればご家族全員で一人一冊書いておくことをおすすめします。
【例えば、相続の時】
友人や知人はどなたに連絡すべきなのか、親戚縁者の関係、銀行口座の口座番号と暗証番号、生命保険の加入、年金の記録、希望の葬儀の形、お墓の希望などなど。
わからなければ残された者がかすかな記憶をたどり、手紙、はがき、持ち物、携帯電話などを端から確認してなにをすべきかを探らなければなりません。
亡くなった方の記録や情報を得るために、携帯電話のアドレス帳からはじから連絡し、銀行や役所に何度も足を運んだりしなければなりません。
【例えば、奥様が入院された時】
「家の事は任せておいて!」とは言ったものの、いざとなると公共料金や家賃の支払い方法、子供のお稽古事の連絡先、ペットのお医者さんなどわからないことだらけ。
結局は入院中の奥様にあれこれと訪ね心配させてしまうことになってしまった。
イザということに家族や周りの人が困らないように準備をしておくことが大切です。
事業継承においてもこのような事前の用意や準備はとても大切です。
「備えあれば憂いなし」大切な物を大切な方へ継承するためにもしっかりと準備をしておきましょう。
エンディングノートは様々な種類の物が販売、配布されていますので、ご自身にあったものを探されても良いと思います。
ネットからダウンロードできるもののあり、中には自分史的な記録になるものまであります。
コクヨのエンディングノートはカジュアルな体裁でどなたでも書きやすく、必要最低限のものがまとまっていますのでおすすめです。
もしものときに役立つノートの漫画でわかるケース別の困った話です。ぜひご覧ください。